【調査結果】生成AIは1回答で何サイトを引用するのか?

〜GEO対策では、AIモデルごとの引用の違いを把握することが重要に〜

【調査結果】生成AIは1回答で何サイトを引用するのか?

株式会社Wallabeeは、AI検索時代のブランド露出を可視化・最適化するGEO/AIO/LLMOプラットフォーム「Optyino.ai」(オプティーノエーアイ)に蓄積されたAI回答ログをもとに、生成AI回答における「1回答あたりの引用サイト数」を分析しました。

本調査では、「おすすめのポータブル電源」「おすすめのノートパソコン」「おすすめのスマホ」など、9つのおすすめ系プロンプトを対象に、2025年9月から2026年4月までのAI回答7,295件を分析しました。

調査サマリー

本調査では、Optyino.aiのAI回答ログをもとに、生成AIが1回答あたりどの程度の外部サイト・URLを引用しているのかを分析しました。対象は、2025年9月から2026年4月までに取得されたAI回答7,295件です。

分析対象としたプロンプトは、「おすすめのポータブル電源をおしえて!」「おすすめのノートパソコンをおしえて!」「おすすめのスマホをおしえて!」など、ユーザーが商品・サービスを比較検討する場面を想定した9つのおすすめ系プロンプトです。

分析の結果、全体では1回答あたりの平均引用ドメイン数は6.61件、平均引用URL数は8.57件でした。引用あり率は84.9%で、多くのAI回答では何らかの外部サイトが引用されていました。

ただし、AIモデルごとに引用傾向は大きく異なりました。Google AI ModeやGoogle AI Overviewは比較的多くのサイトを引用する一方、ChatGPT系やClaude系は比較的少数のサイトを引用する傾向が見られました。

この結果から、GEO対策では「AI全体で何サイト引用されるか」だけではなく、AIモデルごとの引用枠の広さや、引用されやすい情報源の違いを把握することが重要だと考えられます。

調査の背景

検索行動は、従来のGoogle検索から、ChatGPT、Gemini、Perplexity、Google AI Overview、Google AI Mode、Bing Copilotなどの生成AIに質問する形へと広がりつつあります。

この変化により、企業のマーケティング活動では、検索結果で上位表示されるSEOだけでなく、AI回答の中で自社ブランドや自社サイトがどのように言及・引用されるかを把握する「GEO」の重要性が高まっています。

特に、商品・サービスのおすすめ系クエリでは、AIが複数の情報源を参照しながら回答を生成する場合があります。その際、AI回答の中で引用されるサイト数が多いほど、企業やメディアがAI回答内に露出する機会は広がる可能性があります。

一方で、AIモデルによっては、少数の情報源に絞って回答を生成する場合もあります。この場合、AIに引用されるための競争はより厳しくなり、限られた引用枠に入るための情報設計が重要になります。

そこで今回、WallabeeはOptyino.ai上のAI回答ログを用いて、生成AI回答における1回答あたりの引用サイト数を分析しました。

主な調査結果

1. AI回答7,295件を分析。平均引用ドメイン数は6.61件、平均引用URL数は8.57件

今回の分析対象となったAI回答は7,295件でした。

全体では、1回答あたりの平均引用ドメイン数は6.61件、平均引用URL数は8.57件となりました。

ここでいう「引用ドメイン数」は、AI回答に引用されたサイト数を表します。一方、「引用URL数」は、引用されたページ数を表します。たとえば、同じサイト内の3ページが引用された場合、URL数は3件ですが、ドメイン数は1件となります。

そのため、本調査では、AI回答においてどれだけ多様な外部サイトが参照されているかを把握するため、平均引用ドメイン数を主要指標として分析しました。

2. 引用あり率は84.9%。多くのAI回答で外部サイトが引用されている

全体の引用あり率は84.9%でした。

これは、分析対象となったAI回答の多くで、少なくとも1つ以上の外部サイトが引用されていたことを示しています。

AI回答における情報源は、単なる生成文だけではなく、外部サイトやWebページへの引用を伴う形で構成されるケースが多く見られました。

GEO対策においては、自社サイトや外部メディア上の情報が、AI回答の引用元としてどの程度扱われているかを確認することが重要になります。

3. AIモデル別では、Google AI Modeが平均14.36ドメインで最多

AIモデル別に見ると、1回答あたりの平均引用ドメイン数が最も多かったのはGoogle AI Modeで、平均14.36件でした。

次いで、Bing Copilotが11.97件、Google AI Overviewが9.94件、sonar-proが6.70件となりました。

一方で、gpt-5.2は3.51件、Claude Sonnet 4.5は3.87件、gpt-5-miniは4.42件となっており、ChatGPT系やClaude系は比較的少数のサイトを引用する傾向が見られました。

各AIモデルの平均引用ドメイン数は以下の通りです。

順位AIモデル平均引用ドメイン数
1Google AI Mode14.36件
2Bing Copilot11.97件
3Google AI Overview9.94件
4sonar-pro6.70件
5Gemini 2.5 Flash4.86件
6Grok 44.84件
7gpt-5-mini4.42件
8Claude Sonnet 4.53.87件
9gpt-5.23.51件

この結果から、AIモデルによって、1回答内で参照する情報源の数に大きな差があることが分かりました。

4. Google系AIは多くのサイトを引用、ChatGPT・Claude系は引用枠が比較的コンパクト

Google AI Modeは、平均引用ドメイン数14.36件、平均引用URL数17.17件と、今回の対象モデルの中でも特に多くの外部サイト・ページを引用していました。

Google AI Overviewも、平均引用ドメイン数9.94件、平均引用URL数11.88件となり、比較的多くのサイトを引用する傾向が見られました。

一方で、ChatGPT系では、gpt-5-miniが平均引用ドメイン数4.42件、gpt-5.2が3.51件でした。Claude Sonnet 4.5も3.87件となっており、Google系AIと比較すると引用するサイト数は少ない傾向が見られました。

AIモデル平均引用ドメイン数平均引用URL数
Google AI Mode14.36件17.17件
Google AI Overview9.94件11.88件
Bing Copilot11.97件14.40件
sonar-pro6.70件8.31件
Gemini 2.5 Flash4.86件6.46件
Grok 44.84件6.40件
gpt-5-mini4.42件5.72件
Claude Sonnet 4.53.87件5.03件
gpt-5.23.51件4.66件

この結果から、GEO対策では、Google系AIでは多くの引用候補の中に入るための網羅性が重要になる一方、ChatGPTやClaudeでは、より限られた引用枠に入るための信頼性・明確性・構造化された情報設計が重要になる可能性があります。

調査概要

  • 調査テーマ:AI回答における「1回答あたりの引用サイト数」の時系列変化調査
  • 分析目的:AI回答内で参照されるサイト数が時間とともに増減しているかを確認し、GEO対策における引用枠の広がりを把握するため
  • 調査期間:2025年9月〜2026年4月
  • 分析対象:Optyino.ai上のAI回答ログ
  • 対象プロンプト:おすすめ系プロンプト9件
  • 分析対象回答数:7,295件
  • 対象AIモデル数:9モデル
  • 主な分析指標:1回答あたりの平均引用ドメイン数、平均引用URL数、引用あり率、日次・週次・月次での引用数推移
  • 調査主体:株式会社Wallabee
  • 使用データ:Optyino.ai上のAI回答ログ

対象プロンプトは以下の通りです。

  • おすすめのポータブル電源をおしえて!
  • おすすめのノートパソコンをおしえて!
  • おすすめのスマホをおしえて!
  • おすすめのシャンプーをおしえて!
  • おすすめの日焼け止めをおしえて!
  • おすすめのクレジットカードをおしえて!
  • おすすめの浄水器をおしえて!
  • おすすめのマットレスをおしえて!
  • おすすめの光回線をおしえて!

注記

※本調査はOptyino.ai上で取得された対象ログに基づく分析です。各AIモデルのAPI等を通じて取得した回答データを含むため、ChatGPTやClaudeなどを一般ユーザーがWeb画面上で利用した場合の回答内容・引用表示・検索挙動とは異なる可能性があります。そのため、本結果は各AIサービス全体の仕様や挙動を網羅的に示すものではありません。

※モデルによって取得開始時期や観測期間が異なるため、全モデルが同一条件・同一期間で比較されているわけではありません。特に、Bing CopilotやGrok 4など一部モデルは観測期間が短いため、長期的な傾向ではなく参考値として扱う必要があります。

※本調査結果は、調査期間中に取得されたデータに基づくものであり、各AIモデルの仕様変更、検索・引用挙動の変化、Web上の情報更新などにより、今後同様の結果が得られるとは限りません。そのため、本記事に記載された数値や傾向は、将来的に変化する可能性があります。

Optyino.aiとは

AI時代のブランドを可視化する、生成AIエンジン対策(GEO/LLMO/AIO)ツール。ChatGPTやPerplexity、Geminiなどの生成AIにおいて、自社ブランドがどのように言及・引用されているかを分析し、AI検索時代における新しいマーケティング指標を提供します。

表示スコアや引用分析、ブランドシェアなどのデータを通じて、企業が「AIに選ばれるブランド」になるための改善アクションを支援します。

URL:https://optyino.ai/

会社概要

  • 会社名:株式会社Wallabee
  • 所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町18-4 二宮ビル 122
  • 事業内容:GEO/LLMO領域の研究・プロダクト開発、AI検索対策支援、Webマーケティング支援
  • サービス:https://optyino.ai/
  • 会社:https://wallabee.co.jp