Ahrefs Brand Radarとは?機能・料金・使い方をわかりやすく解説

Ahrefs Brand Radarの機能・料金・使い方を解説。AI回答でのブランド言及や引用元の分析、カスタムプロンプトの設定、月間チェック数の計算例まで紹介し、自社に合う利用方法を判断できるようにまとめます。

  1. 自社と競合のAI露出を比較できるBrand Radarは、AI回答にブランド名が出たか、どのページが引用されたかを調べるツールです。競合との差を回答内容まで掘り下げ、改善するテーマを探せます。
  2. 既存データの分析と個別追跡に対応Ahrefsが収集した回答を検索するAIインデックスと、自社で決めた質問を追跡するカスタムプロンプトがあります。調査したい範囲に合わせて選べます。
  3. 費用は利用するデータと実行量で決まるAIインデックスは月額199米ドルから、カスタムプロンプトは月額50米ドルから利用できます。既存のAhrefsプランに含まれるチェック枠もあるため、必要な実行量から費用を計算します。
  4. 数値の先にある回答と引用元を見る言及数や推定露出の増減だけでなく、どんな質問で競合が選ばれ、何が根拠として引用されているかを確認します。得られた情報を、自社ページやブランド情報の見直しに使うことが大切です。

まだ売上に直接的な変化が出ていなくても、購入に至るまでの選び方に、AIはすでに大きな影響を与えています。候補を探すときや、最後の一社を決めるときにも、AIの回答が比較や判断の材料になっています。

SNSが普及したときと同じように、数字が動くのを待ってからでは、変化への対応が遅れてしまいます。

Optyinoなら、まずは気軽に、自社がAIにどう紹介され、競合とどう比較されているかなどを無料で確認できます。

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森下 浩志
監修者森下 浩志Wallabee 代表

早稲田大学基幹理工学部出身。在学中よりマーケティングに従事し、月間100万PV超のWebメディア運営等の実績を持つ。2023年に株式会社Wallabeeを創業し、AIメディア事業を成長・譲渡した後、現在はAI検索最適化(GEO)領域に特化したプロダクトを開発。“AIに選ばれるブランドになる”ための新しいマーケティングの研究・実践に取り組んでいる。

Ahrefs Brand Radarとは?

Ahrefs Brand Radarは、AI回答でのブランドの言及や引用を調べるツールです。ChatGPTやGoogleのAI検索などで、自社が競合と比べてどの程度取り上げられているか、どのページが情報源として使われているかを確認できます。

Brand RadarのOverviewでAIのブランド言及と検索・Web上の露出を比較する公式掲載例
公式サイト掲載のBrand Radarの概要画面(数値は掲載例)

分析の入口には、収集済みの回答を調べるAI Visibility Index(AIインデックス)と、自分で質問を指定するCustom prompts(カスタムプロンプト)があります。

比較項目AIインデックスカスタムプロンプト
調べる質問Ahrefsが検索データを基に用意した質問自社で指定した質問
主な用途自社が登場する話題や競合の露出を広く調べる重要な質問への回答の変化を追う
データの蓄積収集済みの回答から調査を始められる質問の登録後から蓄積する

たとえば、まだ把握していない競合や比較テーマを見つけるならAIインデックスが役立ちます。追跡したい質問が決まっている場合は、カスタムプロンプトから始められます。

参照元:

Ahrefs Brand Radarでできる4つのこと

Brand Radarの4つの機能:競合とのAI露出比較、回答と引用元の分析、質問の継続追跡、検索とWebの露出確認

Brand Radarで調べられるのは、AI回答での自社の登場回数だけではありません。競合との比較、引用元の分析、質問の継続追跡、検索やWeb上の露出を組み合わせて、自社の状況を捉えられます。

① 自社と競合のAI露出を比較する

自社と競合の露出を同じAIや地域の条件で比較できます。概要画面のOverviewでは、言及、引用、推定露出、競合に対するシェアを確認します。

指標意味分かること
Mentionsブランド名が1回以上登場したAI回答の数自社がどの程度話題に入っているか
Citationsページやドメインが出典として引用されたAI回答の数自社サイトが情報源として使われているか
Impressions質問の推定需要を加味した露出の指標需要の大きい質問で露出できているか
AI Share of Voice比較対象のブランド間における推定露出の割合設定した競合に対する相対的な存在感

AI Share of Voiceは、比較する競合を変えると値も変わる指標です。市場全体でのシェアや実際の閲覧者数とは区別し、同じ条件での推移を見ます。GEO全体の効果測定では、こうした露出とサイト流入などの指標を組み合わせて判断します。

② AI回答と引用元を分析する

競合が登場する回答と引用元を確認し、自社との情報の違いを調べられます。AI Responsesでは回答本文、Cited pagesでは引用ページ、Cited domainsでは引用ドメインを確認します。

  • 自社と競合がどのような特徴や条件とともに紹介されているか
  • 出典に使われているのが公式サイトか比較記事かレビューか
  • 競合の引用ページにあり、自社ページでは説明が不足している情報は何か

たとえば、競合の機能比較ページが引用されているなら、自社も連携サービスや導入条件を具体的に説明できているか照合します。引用されている事実と、その情報が正確かどうかは別に確認することが必要です。

ChatGPTとPerplexityでは、回答時にAIが追加で検索したクエリを示すFanout queriesも確認できます。顧客の質問がどの論点へ展開されたかを知り、説明すべき内容を考える材料になります。

参照元:

③ 重要な質問への回答を継続追跡する

カスタムプロンプトでは、自社が指定した質問を日次・週次・月次で追跡できます。大規模なAIインデックスに含まれていない、自社の商品や対象顧客に固有の質問も登録できます。

CRMを提供する企業なら、追跡する質問の例は次のようになります。

小規模な営業チームで使いやすいCRMは?

既存の会計ソフトと連携できるCRMを選ぶには何を確認すればよい?

同じ質問への回答を追うことで、候補に挙がる企業や説明内容の変化を確認できます。質問は営業や問い合わせで実際に受ける相談から選び、改善したいページや事業に関係するものを優先すると、観測結果を行動へつなげやすくなります。

参照元:

④ 検索やWeb上のブランド露出を確認する

Brand Radarでは、AI回答に加えて検索やWeb上でのブランド露出も調べられます。AI回答の中だけでは把握しにくい、ブランドが見つかる場所や語られ方を確認する機能です。

分析対象確認できる内容
Search demandブランドに関連する検索需要
Web visibilityブランドに言及しているWebページ
YouTube・TikTok動画関連のブランド露出
RedditGoogleの検索結果に現れるReddit投稿での露出

たとえば、Web上の比較記事で古い料金が紹介されていれば、掲載内容の確認や更新依頼につなげられます。各チャネルでの露出を、AI回答で引用された実績と区別しながら見ることで、情報発信の見直し先を探せます。

参照元:

Ahrefs Brand Radarの料金

料金の3つの確認点:AIインデックス、カスタムプロンプト、既存Ahrefsプランの利用枠

料金は、AIインデックスの利用料とカスタムプロンプトの実行量に分けて確認します。既にAhrefsを契約している場合は、そのプランに含まれる枠も使えます。以下は2026年9月19日時点で確認した米ドル建ての月額料金です。

AIインデックスの料金

AIインデックスは、分析するAIを選ぶ場合は月額199米ドルから、全プラットフォームでは月額699米ドルです。

契約月額主な内容
対象AIを選択199米ドルから選択したAIインデックスの分析
全プラットフォーム699米ドル全AIインデックスの分析とカスタムプロンプト2,500チェック/月

契約画面では、Google AI OverviewsとAI Modeはセットで表示されています。ChatGPTなど特定のAIを中心に調べたい場合と、複数AIを横断したい場合で、必要な構成を選びます。Brand Radarは単体でも契約できるため、SEO用のAhrefsプランの料金を必ず上乗せするわけではありません。

参照元:

カスタムプロンプトの料金

カスタムプロンプトは、質問数に加えて対象AI・地域・実行頻度で必要なチェック数が決まります。チェックとはAIに質問を実行する際の課金単位で、単体購入のほか、既存プランの枠に追加する使い方もできます。

パッケージ月額月間チェック数超過1チェックの単価
Basic50米ドル2,5000.020米ドル
Growth100米ドル7,0000.015米ドル
Scale250米ドル25,0000.010米ドル

基本の計算は、質問数 × AI数 × 地域数 × 月内の実行回数です。1回の実行で1チェックを使うAIを選び、1地域で毎日実行する月30日の例では、次のように見積もれます。

  • 20質問を2つのAIで追跡:20 × 2 × 1 × 30 = 1,200チェック。Basicの月額50米ドルの枠に収まります。
  • 50質問を2つのAIで追跡:50 × 2 × 1 × 30 = 3,000チェック。Basicで超過利用する場合は500チェック分が10米ドルとなり、合計60米ドルです。

これらはカスタムプロンプトのBasic単体を使い、他の含有枠がない場合の計算です。月の日数や追加実行によって必要量は変わり、Claudeは1回で8チェックを使うため別に計算します。実際の設定では画面の見積もりを確認し、超過利用を無効にしている場合は枠を使い切ると次の請求月まで追跡が止まる点も押さえておきます。

参照元:

既存のAhrefsプランに含まれる範囲

AhrefsのLite以上にはカスタムプロンプトの月間チェック枠が含まれます。既存ユーザーは、追加契約の前にこの枠で必要な質問を追跡できるか確認できます。

Ahrefsプラン含まれるチェック数/月1つのAI・1地域で毎日追う質問数の目安
Lite1505質問
Standard30010質問
Advanced60020質問

質問数は1回1チェック・月30日で計算した目安です。AIや地域を増やすと追える質問数は減り、週次にすれば同じ枠で扱う質問数を増やせます。収集済みのAIインデックスを分析する契約は別なので、含有チェック枠だけで全データを閲覧できるとは限りません。

参照元:

Ahrefs Brand Radarの使い方4ステップ

ここでは、公式ヘルプに掲載された画面に沿って、ブランド設定から質問の継続追跡までの基本操作を説明します。自社と競合のブランド名・Webサイト、追跡したい質問を用意しておくと進めやすくなります。

STEP① 自社と競合のブランドを設定する

最初に、自社と競合のブランド名・Webサイトをそろえて登録します。Brand Radarの開始画面に自社のURLを入力し、Analyzeを選ぶと、ブランド名や関連する競合の候補が表示されます。

設定する内容確認すること
自社ブランド正式名称やよく使われる表記が対象になっているか
自社のWebサイト言及と引用を対応させたいサイトが登録されているか
競合ブランドとWebサイト同じ顧客が比較するサービスを選べているか

自分で指定する場合は、手動追加のリンクからYour brand and websiteとCompetitorsを設定します。表記の違う名称や関連URLをまとめることも可能です。内容を確認し、Exploreで分析結果を開きます。

自社ブランドとWebサイト、競合ブランドを指定してExploreを選ぶ設定画面
公式ヘルプ掲載のブランド・競合設定画面

STEP② AI回答と引用元を確認する

概要で競合との差を見つけたら、回答本文と引用ページへ進みます。Overviewで対象AIや地域の条件をそろえ、詳しく調べたいブランドやテーマを絞り込みます。

  • AI Responses:自社や競合が登場する回答を開き、紹介内容を読む
  • Cited pages:そのテーマで引用されているページを確認する
  • Cited domains:どのサイトが情報源として多く使われているかを見る

自社が登場していない回答では、競合がどの条件に合う候補として紹介されているかを確認します。そのうえで引用ページを読み、自社の商品説明や比較情報で不足している内容を具体化します。ChatGPT・Perplexityでは、Fanout queriesの列から追加検索の論点も確認できます。

AI回答の詳細で回答本文、Fanout queries、言及ブランド、引用元を確認する画面
公式ヘルプ掲載のAI回答詳細画面(回答内容と数値は掲載例)

STEP③ レポートを保存する

ブランドや絞り込み条件を保存すると、同じ対象を繰り返し確認できます。サイドバーのSave reportを選び、作成画面で設定を確認します。

項目設定する内容
Projectカスタムプロンプトの追跡に使うプロジェクト
ブランドと競合継続して比較する名称とWebサイト
Location・Filters分析する地域や絞り込み条件
Report name後から対象が分かるレポート名

カスタムプロンプトを使う場合は、レポートにProjectを紐づける必要があります。紐づけたProjectは後から変更できないため、対象を確認してCreate reportで保存します。対象AIと追跡頻度もレポート設定から指定できます。

Create new report画面でプロジェクト、ブランド、追跡頻度を設定してレポートを保存する画面
公式ヘルプ掲載のレポート作成画面

STEP④ カスタムプロンプトを設定する

保存したレポートでTrack custom promptsを開き、質問・地域・対象AI・頻度を決めて追跡を開始します。質問は1行に1つずつ入力し、対象地域を選びます。

Add prompts画面で質問と地域を指定しEstimated checksを確認する画面
公式ヘルプ掲載の質問追加画面。枠内に実行量の見積もりを表示

追加前には、次の3点を確認します。

追加前に確認する設定

  • 質問文と地域顧客が使う言語で質問を書き、Locationsで対象地域を指定します。
  • 対象AIと追跡頻度レポート設定で対象AIを選び、日次・週次・月次を指定します。
  • Estimated checksAdd promptsボタンの上にあるチェック数の見積もりを確認します。

設定を確認してAdd promptsで追加します。初回の回答データが表示されるまで、最大24時間かかる場合があります。登録した質問だけを確認したいときは、レポートのDatasetでTracked promptsを選ぶと、Ahrefsの既存データと分けて結果を見られます。

AI responsesのデータ選択でTracked promptsに切り替える画面
公式ヘルプ掲載の追跡データ選択画面(掲載例の欄名はPrompts)

Ahrefs Brand Radarの導入前に確認したいこと

導入時は、自社の質問と対象市場に合うデータが得られるかを確認します。特に日本市場の分析では、データベース全体の大きさより、自社のカテゴリや競合が調査対象に含まれていることが重要です。

確認する点判断に必要な内容
対応AIAIインデックスの主な対象はAI Overviews・AI Mode・ChatGPT・Perplexity・Gemini・Copilot。Claudeはカスタムプロンプト限定で、Grokの新規収集は停止中
日本語・地域自社の業種や対象地域の質問が収録されているか。必要な質問はカスタムプロンプトで指定できるか
更新頻度プロンプト型インデックスは月次、Googleの検索クエリ型データは継続更新。カスタムプロンプトは設定した頻度で更新
指標の意味推定露出やAI Share of Voiceを、実際の閲覧者数・サイト流入数と混同していないか

多数のブランドを横断して調べる場合は、既存データを検索できる仕組みが役立ちます。特定の質問の継続追跡が主目的なら、必要なAIと実行量を決めてカスタムプロンプトの構成を選びます。他の製品も含めて検討するときは、この利用条件をそろえて比較しましょう。

よくある質問

日本語での利用や、データが見つからない場合、手動で調べた結果との差について、確認方法をまとめます。

日本語の質問も追跡できる?

はい。カスタムプロンプトに日本語の質問を指定して追跡できます。質問文とあわせて対象地域を設定し、日本の顧客が比較・検討するときの聞き方を使います。

ただし、日本語の質問を登録できることと、AIインデックスに日本語データが十分にあることは別です。幅広い市場調査にも使いたい場合は、対象カテゴリでどの程度の回答が見つかるか確認してください。

参照元:

自社ブランドが表示されないのはなぜ?

ブランド名の設定やデータの収録範囲によって、結果が見つからないことがあります。まず表記ゆれや略称、地域・期間のフィルターを確認します。

検索需要の小さいブランドやニッチな質問は、既存のAIインデックスに十分含まれていない場合があります。その場合は、顧客が尋ねる質問をカスタムプロンプトへ登録して確認します。検索結果に出ないことだけで、あらゆるAI回答に自社が登場していないとは判断できません。

参照元:

手動で確認したAI回答と結果が違うのはなぜ?

実行日時・モデル・地域・会話の条件が異なると、AI回答も変わります。自分のアカウントで過去の会話を引き継いだ結果と、Brand Radarが収集した回答は一致するとは限りません。

差があった場合は、質問文に加えて対象AI・実行日・地域を照合します。一度の一致・不一致で評価せず、同じ条件で蓄積した回答を比較し、繰り返し出てくる説明や引用元を確認すると傾向をつかみやすくなります。

参照元:

Ahrefs Brand Radarで競合との差を把握して改善につなげよう

Ahrefs Brand Radarは、競合との差を回答と引用元まで掘り下げ、改善する情報を見つけるために使えます。最初は自社と主要な競合を比較し、事業に関係するテーマから調査を進めましょう。

  • 競合が紹介され、自社が登場していない質問を見つける
  • 回答内容と引用ページを読み、自社の説明に不足する情報を整理する
  • 重要な質問を継続追跡し、情報を更新した後の変化を確認する

広い市場の調査にはAIインデックス、決めた質問の追跡にはカスタムプロンプトを選び、必要に応じて組み合わせます。調査結果を見て終わらず、商品説明・比較情報・FAQなどの改善へつなげることが、導入の価値を引き出すポイントです。

Optyino.ai

分析から改善まで、AI検索対策をこれひとつで。

商品やサービスを選ぶとき、AIの回答はすでに比較や判断の材料になっています。数字が動く頃には、顧客の選び方はすでに変わっています。売上への影響を待たずに、自社がAIにどう紹介されるかを把握し、対策を始める必要があります。

Optyinoなら、自社と競合の紹介内容や引用元の分析から、改善施策の提案、実施後の変化の確認まで、AI検索対策をひとつのツールで進められます。

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